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by iljku3dafx

多感な少女が短歌に託した思いとは… 「ポニーテイル〜15才のみそひともじ」(産経新聞)

 奈良県五條市西吉野町在住の関西中央高校2年、岡本彩那さん(16)が、中学時代に詠んだ短歌約100首をまとめた歌集「ポニーテイル〜15才のみそひともじ」(文芸社)を出版した。学校生活や恋愛で揺れ動く思春期の乙女心を率直に表現した歌が収められ、大人たちが読んでも、甘酸っぱい記憶が呼び覚まされる1冊となっている。

 岡本さんは中学3年生だった平成20年、日記をつける代わりとして短歌を始めた。国語が得意だったという岡本さんは、めきめきと上達。同年夏、「恋をして 眠れぬ夜を 過ごします 数える羊も あなたに思えて」と詠んだ作品が、同年に開催された大神神社献詠会主催の「三輪山まほろば短歌賞」で入選を果たした。

 《「2番目の ボタンください」 心では 叫んでいるのに 練習したのに》

 《あなたへの 想いを文字にしたいけれど あの2文字しか 書けなくて》

 歌集には、いじらしい恋心を込めた、こんな歌が多く登場する。

 また、「君がいて 自分の居場所が そこにある それはきっと 素敵な世界」と、クラスの雰囲気になじめずに学校の保健室通いをしていたころの気持ちを表現した歌や、「追う夢と 世間からの目 考えて 選べよ高校 悩めよ高校」と、進路選択に悩む心を詠んだ歌も。さまざまな思いを抱えながら、前を向いて懸命に生きようとするエネルギーが伝わってくる。

 本には、短歌の説明文と自ら撮影した写真も添えた。素直に気持ちをつづった文章と、西吉野地区の大自然やなにげない日常生活のひとときを独自のアングルで切り取った映像で、岡本さんのみずみずしい感性に触れることができる。

 高校では「表現・情報コース」に在籍して演劇などを学び、葛城市内の市民劇団に所属するなど、役者になる夢を追いかけているという岡本さん。豊かな感性で、自身の表現を追求している。

 短歌集はオールカラー、98ページ。問い合わせは文芸社((電)03・5369・2299)。

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by iljku3dafx | 2010-05-12 14:57